トランプ大統領が米議会で可決した「香港民主人権法案」に署名した。これにより法案は成立し、香港で1国2制度が機能しているかを米政府が毎年検証することになった。中国はこの法案に反発し、成立すれば報復すると明言していたことから、中国の今後の反応が注目されている。
これにより10時20分時点でドル円は109.40円と円高方向に振れ、日経平均は2万3449円と上値を削っている。ダウ平均先物は0.26%安で推移している。昨日7-9月期GDPなど米経済指標が好調だったことを受け、米株式市場は史上最高値を更新したが、その上昇分を打ち消す形になっている。米10年債利回りは1.767%、ドルインデックスは0.05%安の98.285。ユーロドルもドル安となっており、0.07%高の1.1006となっている。
午前10時38分時点の上海総合指数は0.09%安、香港ハンセン指数は0.41%安、韓国総合株価指数は0.11%安とアジア株式市場は軟調スタートとなっている。ドルオフショア人民元は0.16%高の7.0277、ドルウォンは0.36%高の1180.15と人民元安、ウォン安推移だ。
豪ドル・ドルは0.10%安の0.6768。9時30分発表の民間新規設備投資は市場予想を下回る-0.1%となったがあまり値動きには影響していない。人民元に連動して豪ドル安となっている。