複数の通貨やトークンを保管できる「世界初の」複数資産のユニバーサルウォレットを提供する会社が、EOSメインネットのサポートを開始した。今月6~18日に行うキャンペーンの一環として、EOSアカウント名の無料登録を実施している。

 先月7日からEOSのサポートを開始したインフィニト・ウォレット(Infinito Wallet)は、今回の特別サービスを先着順で提供すると述べている。

 EOSは毎秒数百万件の取引を実行できると推定されている。マン島に拠点を置き、グーグルプレイやアップルのアップストアから利用できるインフィニト・ウォレットは、EOSメインネットを積極的にサポートする初めての仮想通貨モバイルウォレットと自称している。

 すでに、ビットコインやビットコインキャッシュ、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ライトコイン、ドージコイン、ネオ、ダッシュといった主要通貨をはじめ、イーサリアムのERC-20やネオのNEP-5といった主要なスマートコントラクトのブロックチェーンに基づくトークンがサポート対象となっている。インフィニト・ウォレットによれば、ユーザーは今すぐEOSアカウントにアクセスできる。つまりウォレットのプラットフォームから、新たなネットワークでアカウントの残高を確認したり、送受金したり、取引履歴を管理することができるという。

 

アカウント名の無料登録

 EOSでは、ブロックチェーンとのやりとりの際にアカウント名を必須としている。EOSの規定に従い、登録プロセスではEOSコインで手数料を払わなくてはならないが、アカウント名がまだないユーザーにとっては支払いが困難な可能性がある。

 インフィニト・ウォレットは、EOS所有者がメインネットのアカウント名を無料で登録できるようにすることでこの問題を解決しようとしている。EOSエコシステムに参加するための最大の障壁が取り除かれるというわけだ。同社のキャンペーン予算は1600EOSなので、興味のあるユーザーはチャンスを逃さないように早めに行動する必要がある。メインネットをサポートするという同社の計画についてはコインテレグラフが5月に報じ、予定通りに完了した。登録手順は簡単で、3つのステップで済む。

3 steps インフィニト・ウォレットは、セルフ登録やステーキング、アンステーキング、RAMの購入・売却といったEOS独自の機能を追加する予定だ。

運営企業について

 インフィニト・ウォレットは、昨年12月にローンチされた。以降、サポート対象の取引通貨やスマートコントラクトトークンを増やし続けており、さらなる拡大も予定されているという。

 運営会社によれば、インフィニト・ウォレットは20万人以上のユーザーにダウンロードされている。インフィニト・ウォレットを提供する企業「インフィニティー・ブロックチェーン・ラブス・ヨーロッパ」は、「世界の市場をリードする仮想通貨ウォレットになる」ことを唯一の目標としているという。社内のブロックチェーン開発者やマーケター、リサーチャー、戦略プランナーのチーム規模は180以上を誇る。

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