ソラナ(SOL)がBNB(BNB)とほぼ同一のチャート軌道を描いており、ブレイクアウト局面に差しかかっている可能性が高まっている。
数週間で20%上昇の可能性
ビットブル氏によれば、SOLとBNBの週足チャートを並べて比較すると、2024年初頭以降の1年以上にわたり、両者の市場構造が驚くほど類似している。
BNBとソラナはいずれも、まず急激な第1波の上昇を記録し、その後2024年半ばから2025年初頭にかけて数か月にわたる再蓄積局面に入り、横ばいの保ち合いや調整的な下落を経て、再び上昇トレンドを再開した。
BNBの場合、このパターンは2025年8月に成熟し、過去最高値の794.30ドルを回復した。その後ブレイクアウトは急速に勢いを増し、数週間で1000ドルを突破して新たな最高値をつけた。
現在のソラナも同様に、ブレイクアウト局面に入りつつあり、1か月以内に過去最高値である295ドルを突破する可能性があり、現行水準から約20%の上昇余地があると見られている。
このパターンは、市場全体に共通する投資家行動を浮き彫りにしている。すなわち、初期の上昇でモメンタム資金が流入し、その後の保ち合いで弱い投資家が振るい落とされ、流動性の再流入によって上昇トレンドが再開するという構図だ。
例えば、イーサリアム(ETH)は2017年前半に約10ドルから約400ドルへ急騰し、その後6か月の再蓄積局面を経て再びブレイクアウトし、2018年1月には約1400ドルまで上昇した。この構造は、ビットコイン(BTC)が2013年に見せたサイクルとほぼ同一だった。
カップ&ハンドルが示す120%上昇シナリオ
ソラナは現在、強気パターンとして知られる「カップ&ハンドル」を描いており、新高値へのブレイクアウトに向けた地点に位置している。
SOL/USDTの週足チャートでは、2021年末から2023年半ばにかけて長期の底形成が「カップ」を形作り、その後2025年にかけて「ハンドル」となる保ち合いが続いている。
この構造は267ドル付近にネックラインを形成しており、ソラナは2024年11月以降、この水準でのブレイクアウトを試みてきた。
このネックラインを明確に終値で突破すれば、次の上昇局面が始まり、テクニカル的なブレイクアウト目標は540ドル超となる。これは現在水準から120%の上昇となり、年末から2026年初頭にかけて達成される可能性がある。
さらに、ソラナの週足RSI(相対力指数)は堅調な上昇にもかかわらず70を下回っており、過熱感がないことからさらなる上昇余地を示唆している。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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