分散型ストレージの「ファイルコイン」、テストネットを12月に開始 | メインネット公開は来年第1四半期

分散型ストレージネットワーク「ファイルコイン」(Filecoin)を開発するプロトコル・ラボが9月24日、その開発スケジュールを発表した。アルファネットを9月25日、テストネットを12月11日に開始、メインネット開始時期を2020年第1四半期に発表するという。ただしあくまで(開発状況を基にした)推測で、公開スケジュールは変動する可能性があること、2019年10月に改めて開発ロードマップを発表することを明らかにした。

ファイルコインは、分散型ファイルシステム「IPFS」(インタープラネタリー・ファイルシステム)を手がけるプロトコル・ラボが開発。ファイルコイン開発コアチームには、IPFSコアチームの一部メンバーが含まれており、可能な限りシームレスに利用できるよう互換性を高めることを目指しているという。またどちらもオープンソースであることから、さまざまな開発者の参加にも期待しているようだ。

ファイルコインでは、各ユーザーが、データ置き場となる分散型ストレージネットワークの一部として自分の環境を提供し、クライアントのデータの保存・暗号化・長期間にわたる検証を行う仕組みを採用しているという。

また「ストレージマイナー」と「検索マイナー」の2種類を設定。より多くのデータを長期にわたって(安全に)保存・暗号化することをマイニングと位置づけており、ストレージマイナーはこれらを可能にすることで独自仮想通貨「ファイルコイン」および手数料を獲得できる。検索マイナーは、市場価値の高い人気ファイルをクライアントに対して可能な限り短時間で提供すること、またそのためのデータ保存によりファイルコインを獲得できる。

ファイルコインを利用したいクライアントは、これらマイナーに独自仮想通貨を支払うことで、データ保存・配信、データ獲得が可能になる。

今回の発表によるとファイルコインは、グーグルが開発したプログラミング言語「Go」で開発しており、2019年初頭にオープンソースソフトウェア(OSS)としてGithub上に公開済み。開発用ネットワークを立ち上げ、ファイルコインの実装を開発中という。開発チームにとって現在の焦点は、プロトコル設計の改良、暗号化証明機構の完成、長期実行可能なテストネットの立ち上げ、コミュニティの育成だと明かした。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版