HTTPを代替するIPFSが基板 仮想通貨ファイルコインがロードマップを発表

分散型データストレージを開発するファイルコイン(Filecoin)は28日、公式にメインネットの立ち上げに向けたロードマップを発表した。ファイルコインは、現在のインターネットの通信規格httpに代わるIPFSという技術を基盤にしており、インターネットの根本を変える可能性のあるプロジェクトとして注目されている。

中央集権型のデータ管理方法であるhttpに対してIPFS(Interplanetary File System)は、データを複数の端末に分散して保存。サーバダウンやサイバー攻撃で一つのサーバーがダメになっても別のサーバーを使ってデータの復元が可能になる。また、場所ではなくてコンテンツでアドレス指定をするため、例えば政府によるサイト閉鎖も不可能にしている。ファイルコインは、分散型データストレージネットワークの参加者に対してインセンティブ(報酬)として仮想通貨を配布する。

28日の発表によると、テストネットワークの立ち上げは今年の10-12月期から来年の1-3月期で、メインネットの立ち上げは来年の4-6月期から7-9月期を予定。ただこのロードマップは「楽観的な見積もり」であって、前後する可能性があるという。

ファイルコインは去年、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)で2億ドル以上の資金調達に成功していた。