「イデオ・コラボ(IDEO CoLab)」は7月11日、ブロックチェーン系スタートアップ企業を支援する取り組み「スタートアップ・スタジオ」の開始を発表した。イデオ・コラボは、米国拠点のデザインコンサルタント企業イデオの投資部門。また支援パートナーとして、投資信託企業フィデリティ、会計事務所デロイト・トウシュ・トーマツ、アマゾンなどが挙げられている。
スタートアップ・スタジオは、製品設計、法律、エンジニアリング、スマートコントラクト開発、財務、採用などさまざまな技能の向上を支援するため、スタートアップ企業に対し体験型講座(ワークショップ)を提供するという。
イデオ・コラボのイアン・リー取締役は、分散型の融資プラットフォームを手がけるDharma(ダルマ)、分散型取引所(DEX)系プロジェクト「0x(ZRX)」、ETH上で金融派生商品の発行・取引を可能にするプロジェクト「dYdX」などがすでにワークショップを提供していると明かした。
またブロックチェーン系の起業家やスタートアップは、本日から公式サイトを通じスタートアップ・スタジオへの参加を申し込めるそうだ。
なおイデオ・コラボによると、支援パートナーとして冒頭に挙げた3社ほか、仮想通貨イーサリアム(ETH)を展開するイーサリアム財団、ETH系スタートアップをハッカソンなどで支援する「ETHグローバル」、仮想通貨ステラ(XLM)のステラ財団、仮想通貨データ調査会社のメサーリ(Messari)、ブロックチェーン企業ニア(NEAR)など20社が協力しているという。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版