広告を表示することで仮想通貨(暗号資産)BATが得られるウェブブラウザ「ブレイブ」で、同機能を使っているユーザーが全体の12.32%のみであることがわかった。

ブレイブのブレンダン・エイクCEOが仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)との対談で明らかにした。

エイクCEOによると、ブレイブは今年4月時点で月間アクティブユーザーが1380万人に達した。これに対しCZ氏は、「正直に言って、おそらく仮想通貨サービスの中で最もアクティブなユーザーベースだろうね」と評価。

しかしその一方で、エイク氏は多くのユーザーがブレイブが機能としてもつ、広告を表示することでBATをもらえるプログラムを使っているのは全体の12.32%の170万人だけだと述べた。

エイク氏によると、ブレイブをインストールするユーザーには、仮想通貨に慣れていないユーザーも多いため、広告閲覧によって得られるモデルからユーザーが仮想通貨に親しみやすくする意図があるという。

BATはコンテンツ制作者に寄付したり、広告を閲覧したユーザーを表彰したりするために利用できる。ブレイブはこうした機能で、ユーザーからの注目度を表すアカウントの単位とすることを狙っている。

さらに以下のように続けた。

「我々が初めてデスクトップでブレイブをリリースした時は、デスクトップブラウザで広告閲覧によってBATが得られる機能を利用していたユーザーは40%ほどだった。しかしモバイルユーザーが増えるにつれて、このシェアは低下していった。今後はより便利に、多く報酬が得られるシステムにすることで利用者を増やしていきたい」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン