仮想通貨取引所アグリゲーターのコインスイッチ(CoinSwitch)は、インドを対象にした専用アプリを6月1日にリリースする計画だ。

このモバイルアプリ「CoinSwitch Kuber」は100種類以上の仮想通貨(暗号資産)をサポートし、ユーザーがインドルピーで売買できるようにすることで、インドのすべての取引所に流動性を与えようとするものだ。

ユーザーはアカウントにルピーを入金する前に、本人確認(KYC)やアンチマネーロンダリング(AML)の手続きを行う必要がある。

コインスイッチのアシシュ・シンハルCEOは、コインテレグラフに今回のアプリの狙いを次のように述べている。

「コインスイッチは、インド市場にイノベーションをもたらすことを意図してスタートした。しかし、RBI(インド準備銀行)の禁止を受け、グローバルな取引所を集約し、最適なレートでの仮想通貨同士の交換を提供することで、グローバルな市場に集中することにした。インドの仮想通貨エコシステムには、未踏の巨大な可能性があると私たちは考えている」

シンハル氏は、インド市場の状況と伝統的な投資に対する信頼の欠如があるため、仮想通貨が「魅力的なオルタナティブ」になり、インドで仮想通貨市場が成長する余地があると語った。

今回のアプリにより、インド全土での仮想通貨のア採用を加速させたいとしている。6月のアプリのローンチ前に、2万5000人のユーザーの事前登録を目指すという。

インドでは今年3月、最高裁判所がインド準備銀行による仮想通貨禁止措置に違憲判断を下した。インドの仮想通貨事業者は、本格的なサービス展開に向け動き出している。icies from the central bank.

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン