イーサリアムのコア開発者は、3月1日のコア開発者会議で、新しいハードフォーク(もしくはネットワークアップグレード)のコーディネーターの必要性について議論した。コーディネーターはイーサリアム改善提案(EIP)し、ハードフォークの日程を調整する役職になるという。

2月、ブロックチェーン開発企業パリティ・テクノロジーズのアフリ・シェーデン氏が、自身の発言がツイッターで物議をかもしたため、イーサリアムプロジェクトから脱退した

シェ―デン氏が脱退したことを受け、イーサリアムのコア開発者たちは、ハードフォークのコーディネーターの候補者探しとその役割の定義について話し合うこととなった。これにはシェ―デン氏が実行していたタスクも含まれる。

イーサリアム財団のコミュニティーリレーションズ・マネージャーのハドソン・ジェイムソン氏は、開発者会議の中でハードフォーク・コーディネーターの役割を次のように定義している。

「私が考えるハードフォーク・コーディネーターは、検討するためのEIP(イーサリアム改善提案)を提出し、それらのEIPや実装、テストを決定し、最終的にハードフォークを何日になるかを決定する」

ほかのコア開発者であるレーン・レティグ氏は、イーサリアム開発者は「ハードフォークをもっと頻繁に行いたい」と考えており、コーディネーターがそれを可能にするのを手助けすることができるとも指摘した。

2月28日、イーサリアムはコンスタンチノープルとセントピーターズバーグの2つのハードフォークを完了させたばかりだ。