日本時間1日早朝、仮想通貨イーサリアムの大型ハードフォークでが実行された。現在のところバグや仮想通貨の分裂など確認されていない。時価総額2位のイーサリアムは、より効率が良いとされるPoS(プルーフ・オブ・ステーク)採用に向けて一歩前進したことになる。

ハードフォークが予定されていた728万ブロックに到達したのは、日本時間1日の午前4時57分ころ。コンスタンチノープル(Constantinople)とセントピーターズバーグ(St. Petersburg)の二つのハードフォークが同時に実行された。

コンスタンチノープルは、イーサリアムのPoS(プルーフ・オブ・ステーク)移行に向けて効率面で複数の改善を目指す。一方、セントピーターズバーグは、1月に発見されたコンスタンチノープルのコードの脆弱性に対処するものだった。

コンスタンチノープルは、イーサリアムコミュニティ内から多くの支持を得ており、昨年11月15日に起きたビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク騒動のように混乱は起きず、新たな仮想通貨は生まれないと見られていた。