中国に本拠を置くBTCデジタルは11月3日、新たに220台のビットコイン(BTC)マイニングマシンを購入したと発表した。マシンの総数は2174台となり、計算能力は230PH/sを超えることになるという。新たに導入されるマイニングマシンは、今月末までに稼働開始の見込みだ。
発表によると、ビットメインの「Antminer S19j Pro」と引き換えに、27万6572株の普通株で第三者割当増資を行ったという。これらの普通株は96万8800ドルに相当する。
BTCデジタルは、今年8月に「現在の事業内容をよりよく反映する」ためにメテン・エドテックX・エデュケーション・グループから名称変更している。

NASDAQに上場しているBTCデジタルのウェブサイトによれば、「中国での一流の一般英語教育サービス提供者」であるという。ウェブサイトには、同社が全国に学習センターを持ち、オンラインやメタバースでのトレーニングを提供していると記載されている。ただし、2022年11月11日に始まったRedditのスレッドでは、同社が突然教育業務を停止したと指摘されている。
更新日不明のウェブサイトのプロフィールによれば、同社は2021年末にビットコインマイニング業界に進出し、、当時1482台のマイナーを導入した。マイニングファームはアメリカのペンシルベニア州とテネシー州にあり、第三者が運営しているという。BTCデジタルのアラン・ペン氏は最新の購入について、「最近の購入とマイニング機の数をさらに増やす計画により、我々の財務状況を改善し、株主に対する価値を最大化することを目指している」と語った。
同社の時価総額は9月28日時点で310万ドルで、9月26日には1株1.79ドルという低水準を記録していた。しかし、9月28日にティッカーシンボルがMETXからBTCTに変更された後、活動が急増した。執筆時点での株価は1株3.66ドルだ。
中国は2021年下半期に国内でのビットコインマイニングの取締りを始めたが、その努力は完全に成功したとは言えないようだ。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン