仮想通貨ビットコイン(BTC)用ウォレット「エレクトラム」が、BTCの決済処理能力の向上・手数料削減を目指す技術「ライトニングネットワーク(LN)」のサポートを間もなく開始する。ロシアの仮想通貨メディア「フォークログ」が、チャットアプリ「テレグラム」上で7月5に報じた。

フォークログがテレグラム上で公開した情報によると、ウクライナで開催中の仮想通貨関連イベント「BIP001」において、エレクトラム開発者トーマス・ボーグトリン(Thomas Voegtlin)氏が明らかにしたという。

エレクトラムは、2011年に登場した仮想通貨ウォレットで、最も古くからあるウォレットの1つと見なされている。現在も開発が続いており、最新版が今週初めに公開されたばかりだ。ボーグトリン氏による発表では、近々大きなアップグレードを予定していることや、その目玉の1つとしてLN対応が挙げられた

LNは、BTCのスケーラビリティー問題や手数料高騰問題を解決し、マイクロペイメント(小額決済)を可能にする技術。BTCのブロックチェーンネットワーク外に構築する決済ネットワークのため、オフチェーンやセカンドレイヤー技術とも呼ばれる。


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版