エルサルバドルのビットコイン債券「ボルケーノ債」が、2024年初頭の発行に向けて規制上の承認を受けた。

12月11日の国家ビットコイン局(ONBTC)の発表によれば、ボルケーノ債はエルサルバドルのデジタル資産委員会によって承認され、2024年第1四半期に発行される予定だという。

ビットコイン政策を推進したブケレ大統領も、自身の投稿でこのニュースを間接的に確認しており、「ボルケーノ債はいつ?」というキャプションを付け、2024年第1四半期に債券が発行されることを示唆する複数のツイートを投稿している。

エルサルバドルがボルケーノ債を発行する可能性が初めて浮上したのは2021年11月のことだ。

エルサルバドルは1月11日、ビットコイン担保債券に法的枠組みを提供する画期的な法律を可決している。ボルケーノ債は、同国債務の返済とエルサルバドルが推進している「ビットコイン・シティ」の建設資金のために使うことを目的としている。

ONBTCは、この債券がエルサルバドルに登録されているブロックチェーンベースの株式や債券の取引サイトであるビットフィネックス証券プラットフォームで発行されると説明している。

ボルケーノ債の満期は10年間で、保有者に対して年間6.5%のリターンを提供する予定だ。

エルサルバドルは最近、241メガワットのビットコインマイニングプロジェクトを開始し、ルクソール・テクノロジーとのパートナーシップを通じて地熱発電を利用する計画だ。コンチャグアという火山の地熱を使った発電で同国のマイニング活動のための電力を供給する。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン