中国のマイニング装置メーカーのエバンの発表によると、同社の取締役会は25日にライトコイン(LTC)とドージコイン(DOGE)のマイニングビジネスを設立する決議を可決した。エバンは、ほかの仮想通貨マイニングメーカーから装置を購入することに加え、独自リグを使用すると述べている。

「ほかのマイニングファームからコンピューティングパワーをリースする」ことで、エバンは2つのトークンを同時にマイニングできると主張している。CEOのドン・フー氏は、この動きは、マイニング装置のメーカーから「多様で、垂直統合されたブロックチェーン企業」への移行の一環であると述べている

「私たちはビットコインマイニングビジネスに基づき、LTCとDOGEのマイニングを展開する」と、フー氏は述べている。「ビジネスの展開は、関連する仮想通貨に焦点を当てたビジネスをさらに促進し、収益を増加させる」。

エバンは2016年12月から自社ブランドのマイニング装置を販売している。さらに、2020年6月にナスダックで上場するという発表とともに、エバンはサービスを仮想通貨マイニング施設まで拡張させる計画だとも述べていた。先週、同社はビットコイン(BTC)マイニング事業を立ち上げると発表。さらに昨年12月の発表では、21年第1四半期に仮想通貨取引所を立ち上げるとしていた。

エバンは、カナンやビットメインと同様、マイニング装置メーカーとして世界大手の1つとみなされている。ナスダックに上場以来、同社の株式は60%以上の上昇となっている。