ドバイのニュースメディア「アラビアン・ビジネス(Arabian Business)」によると、ドバイで2022年9月開校予定のインターナショナルスクールであるシチズンズ・スクール(Citizens School)が、ビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)建ての授業料支払いを受け入れる計画であることがわかった。デジタル資産を用いた支払いは、匿名の処理プラットフォームを経由し、UAEディルハム(AED)に自動的に変換される。シチズンズ・スクールの創設者であるアディル・アルザローニ博士は、次のようにコメントしている。

「私たちは、UAEのデジタル経済の実現に向けて、若い世代の役割を期待している。より多くの人々がデジタル化の時代を受け入れることで、今日の子どもたちは明日の起業家、投資家になることだろう」

一方、シチズンズ・スクールのCEOであるヒシャム・ホドロゲ氏は、「仮想通貨を通じて授業料を支払うことは、単に支払い方法を新たに追加することとにとどまらない。ブロックチェーンは、シチズンズ・スクールが、やがて教育や管理運営のいくつかの側面に展開することを意図している技術だ。"と述べた。

シチズンズ・スクールは、ドバイの中心部に位置し、3歳から11歳の児童を対象とする。シチズンズ・スクールのウェブサイトでは、授業料は付加価値税、給食費、学習用iPadの支給、遠足、課外活動、交通費などを含めて年間4万5000AED〜6万5000AED(1万2250〜1万700ドル)とされている。

UAEは、仮想通貨フレンドリーな規制から、中東のデジタル資産推進国となっている。バイナンスとFTXの両社は最近、ドバイで運営ライセンスを取得した。一方、アブダビの規制当局は、ノンファンジブルトークンの取引に関する勧告の草案を展開している。