創薬プラットフォームのVerseon、トークンによる資金調達を支援

米国の製薬会社Verseonが、医療業界でブロックチェーン技術を試す新たな企業として新たに名乗りを上げた。18日付けのプレスリリースで、トークン化した証券による資金調達を支援する取り組みを発表した。

Verseonのメインプロダクトは、物理学を基盤とした独自の創薬プラットフォームだ。02年に設立された同社は現在、ロンドン証券取引所に上場し、時価総額は2億1100万ポンド(2億7700万ドル)。

同社の子会社「BlockRules」は、「パブリックブロックチェーンでの証券の販売や導入、取引を支援する」テクノロジーを推進していくという。

それにより「(証券への)分散型取引も含め、万全の規制体制で、安全かつ透明性の高いサポートが可能」となり、他の製薬会社が資金繰りや開発の戦略を整備するのを支援していく、とプレスリリースは述べている。

「ブロックチェーン技術で投資へのアクセスを民主化することで、私たちは新薬などの生命科学のイノベーションの資金繰りを変え、その結果生まれる収益をシェアする方法を変えていく」とVerseonのアディティオ・プラカシュCEOはコメントしている。

今回の動きは、今年、医療業界で広く見られるイノベーションが継続中であることを示している。

複数の企業が、それまでコスト高で非効率だったプロセス(サプライチェーンなど)を保護し、薬剤の改ざんを防ぐブロックチェーンの能力を見出している。

また、大企業以外での個々の動きも見られる。例えば台湾では今月、ある病院が患者の機密データを記録管理するブロックチェーンシステムを立ち上げた。