著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・過去3年の9月ETH 月間値動きを検証
ETH/JPY日足データ
上図はETH/JPYの直近3年の9月の値動きおよびその平均を表したチャートである(8月最終日を基準とした変化率)。
9月のETH/JPYは、過去3年平均で見た場合、マイナスとなり水面下となる日数が多い結果であることがわかる。
また、9月前半から中旬にかけて弱含む傾向となるが、後半は若干の反発を挟みながら下げ渋るパターンであったことが見受けられる。
安値変化率(終値基準)が最大となったのは、2018年である。
2018年は、年初から下落基調であったが、2018年9月においても月初4営業日のみ前月末価格を上回ったが、5営業日目に大きく下落すると、その後は前月末比34.19%の安値変化率まで下落した。
一方で高値変化率(終値基準)が最大となったのは、2019年である。
2019年は、暗号資産市場全体が軟調な中、ETHはネットワークアップデート「Istanbul(イスタンブール)」のメインネット適用が、個別材料として上昇寄与となった。9月中旬から上値を伸ばす展開となり、前月末比28.54%の高値変化率となった。
しかし、テストネット立ち上げの段階から開発者の合意形成が進まず、アップデートの進捗期待が剥落し、月末にかけては上げ幅を削った。
では、過去3年のシナリオ(高値/安値変化率)から見た、今年、2021年9月のシナリオはどうなるか、以下、分析をする。
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