著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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「NFT」への関心が価格形成の一助?

Googleトレンド(検索:「NFT」, 場所:全世界)とETH/JPY クローズレート

上図は、2021年初~2021/9/12までのGoogleトレンドにおける「NFT」の検索数と、当社ETH/JPYの終値価格(Mid)の比較チャートである。

ETHは「NFT」市場における取引手段としての一面も持っていることから、世間における「NFT」への関心も、価格形成の要因の一つとなりうると推察される。

上図をみると、年初はごくわずかだった「NFT」検索数が、3月には期中最大値の100に到達しているのがわかる。これに引っ張られるように、ETH/JPYの価格も7万円台から20万円台まで上昇しており、「NFT」の盛り上がりがETHに影響したように見える。

過去を振り返ると、3月中旬から7月にかけては、「NFT」検索数の推移は下落基調となったが、逆にETH/JPYの価格は検索数のピークから61日遅れて高値を付け、45万円にまで達している。

その後は反落、中国の規制強化等ファンダメンタルズの材料も重なり、ETH/JPYは下落トレンドに入りし、20万円前後まで価格は下押しすることになった。

同時期の「NFT」検索数も低迷しており、NTFの関心低下がETH/JPY価格の重しとなったような状況となっていた。

一方で、1月から5月上旬にかけては連日のBTCの史上最高値更新に挙げられるように、暗号資産全体が上昇していた時期でもあったため、「NFT」への関心がETH価格の上昇に寄与していたとは断言できないかもしれない。

そこで対BTCでの比較もみてみよう。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。