著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・シナリオ通りの値動きになるも…
BCH/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
上図は、2020年11月から現在までのBCH/JPYの日足チャートである。
BCH/JPYは現在5月以降の下落トレンドからの反転局面であり、足元の価格は下落幅の23%ほどを戻した72,000円前後で推移している。
9月7日にエルサルバドルで、世界で初めてBTCの法定通貨化が施行されたが、同日、暗号資産市場全体が売り込まれた。BCHも値を下げて直近高値87,000円のラインに対し、一時23%下落水準となる61,000円付近まで売り込まれる展開となった。
冷や水を浴びせられる形となったBCH/JPYだが、今後の価格動向はどうなっていくだろうか。レジサポラインとダウ理論を用いて今後のシナリオを考えてみる。
今後の展開を想定するうえで、重要なレジスタンス・サポートラインとしては、上図の(a)の75,000円ラインと、(b)の45,000円ラインがあげられる。加えて、過去の局面において、何度もサポートとして機能している(c)のトレンドラインも考慮すべきだろう。
上図を確認すると、直近9/6高値の87,000円近辺は、トレンドライン(c)のレジサポが転換して、抵抗帯となっていたようにも見受けられる。更に、悪いことに水平ライン(a)の75,000円で支えられることなく、終値で割ってしまっており、現在も回復出来ていない状況が気にかかるところか。
また、週足目線では、史上最高値である2017年12月20日に付けた高値470,000円と2021年5月の初旬に付けた高値175,000円を結んだトレンドライン(A)と、2020年3月の安値である12,000円ライン(B)が重要ラインとして想定しやすい。
大局で見ると、現在は週足レベルのトレンドライン(A)とホライゾンライン(B)の三角保ち合いの中にいるといえる。
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