著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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一旦は下落トレンド入りの可能性が高いか

XRP/JPY Bid 日足チャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、XRP/JPYの日足チャート(2021/4/1~執筆時点)とRSI※(14日、終値)を表している。
※RSI(Relative Strength Index:相対力指数)とは、過去の値動き幅に対する上昇幅の割合を基に「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」を判断するテクニカル指標である。計算式はこちらを確認してください。

XRP/JPYは、約3年ぶりとなる高値204円を付けた4/14をピークに大局的には下落トレンド(A線)が継続しているように見える。

5/19に発表された中国内でのマイニング規制強化報道など、暗号資産全体のマイナス材料に下押しされ、6/22には、XRP/JPYは一時54円まで下落した。

その後、6/22(54円)と7/20(55円)で底値を固めるダブルボトムを形成し、反発局面入りとなり、韓国送金業者のRippleNet加入発表といった好材料も後押して上昇トレンドへの転換が確認された(B線)。

しかし、9/7にはエルサルバドルの材料出尽くしによる売り圧力が暗号資産全体に波及し、XRP/JPYも最大で高値から50円近くの値下がりをした。そこから数日間はB線付近での攻防が見られたものの、こらえきれずにXRP/JPYはB線を下方ブレイクした。

上昇トレンドB線を下方ブレイクしたことにより、上述の下落トレンドであるA線を再び意識する必要がある局面となっており、現在のトレンドは掴みづらい印象だ。

トレンド判断の材料となるRSIは8/11を起点にピークアウトしており、やや弱気な基調であると言えそうだ。

大局的なトレンドラインでは下落トレンドへの回帰を考慮に入れるべき展開で、短期的にもRSIからは強さが見られない。

トレンドラインとRSIからは、XRP/JPYは下落局面に突入した可能性があると考える妥当性があるように思える。

以下、他のテクニカル指標から今後のXRP/JPYを分析する。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。