著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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ダブルトップ成立間近

XEM/JPY 週足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、XEM/JPYの週足チャート(期間:2021年3月29日~現在)である。

XEMの11月までの値動きを振り返ると、4月から6月にかけての50円から20円を割り込む水準への下落以降、大きな反発を見せることもなく20円前後で推移している。

11/18頃に予定されていたハードフォークの中止や、11/30頃のハードフォーク(Harlock II)再開予定といった材料はあるが、足元11月においても動意薄の状況からやや停滞気味な様子である。

6月下旬から9月上旬にかけては、急速に下げた反動から自律反発の上昇が見られ、9/6には高値24.90円を付けた。

その後は52週移動平均線(上図白線)がレジスタンスとなり、25円の壁に阻まれ下落している。10月以降においては、再び値を切り上げる場面も見られたが、またもや52週移動平均線に阻まれ、11/5高値25.20円で頭打ちとなった。

以前のレポート(Daily Market Report 2021/11/05「日足と週足で景色の違うXEM(ネム)、どちらを重視?」参照)記事内、『下落シナリオ:週足での抵抗帯に阻まれ、ダブルトップ成立』では、週足チャート(2021/4月~11月)で以下2点を確認した。

・一目均衡表(週足)での三役逆転

・ネックライン13.86円を明確に割り込む場合、ダブルトップ形状が成立
→価格が一桁台へ突入する場合は、3.63円がターゲットプライスとなる可能性

足元の状況を確認すると、11/5に高値25.20円を付けるも、その後は伸び悩み、再び52週移動平均線の上抜け失敗に終わっている。依然としてダブルトップ成立の可能性に拍車がかかっている状況だ。(上図黄色矢印)

以上のことから、テクニカル面では上記「下落シナリオ」が進行中であると解釈することができそうだ。

このレポートでは、その後の展開についてシナリオをアップデートしていく。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。