著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類でお取引が可能です。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)

アルト勢には見劣るがプラス成長のBTC

DMM Bitcoinクローズレートより作成

上図は2021年のBTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPYの騰落率をグラフにしたものである(1/1基準)。

10/30時点において、ETHが548%、XRPが397%、BTCが132%の上昇となっており、BTCはアルトコイン勢に若干見劣りするものの、着実に上値を伸ばしてプラス成長を遂げている。

アルトの活況に押され気味

Tradingview(https://jp.tradingview.com/)よりDMM Bitcoin作成

上図は2021年以降のBTC、ETH、XRPのドミナンス推移とその騰落率(1/1基準)の推移を表したものである。
(※)ドミナンス:暗号資産市場全体の時価総額を100%とした時に、各銘柄の時価総額が何%かを示す指標。

現時点の各銘柄ドミナンスはBTC44.7%、ETH19.5%、XRP1.9%とBTCのドミナンスが大きい。ETHは19.5%とBTC半分以下、XRPに至っては1.9%とETHに対しても大きく引き離されている。

一方で、三銘柄のドミナンス騰落率に目を移してみると、BTCのドミナンスが低下しているのに対し、ETHとXRPが上昇していることに気づくだろう。

年初来からの価格上昇を背景に時価総額を伸ばしてドミナンスを獲得してきたのだ。BTCも価格上昇を背景に時価総額を伸ばしてきたが、アルト勢の伸び率の方が大きく、押された格好だ。

次に日々の価格の変化から価格上昇の背景とBTCとETH・XRPの特徴を探ってみよう。

続きはこちら

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。