著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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スクイーズで緊張感が高まる

ETCJPY 日足チャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

ETCJPYの日足チャートを見ると、上昇トレンドラインと下降トレンドラインから三角持ち合いとなり、膠着感が強い状況が見て取れる。

上昇トレンドライン(赤色・図①)は、2020年12月14日の安値476.9円と2021年2月23日の安値918.4円を基準とし、下降トレンドライン(青色・図②)は2021年2月13日の高値1,817.6円と3月13日の高値1,509.3円を基準としている。

また、ボリンジャーバンド(黄色・3σ、期間:20日(終値)、以下ボリンジャー)は狭い範囲に縮まっており、トライアングル形成によってスクイーズ(価格収縮)している状況が確認できる。

膠着が続くことで徐々に緊張感が高まり、多くの市場参加者は、直近高値圏であり、2月中旬の安値と3月の高値が重複するラインとなる1,350円と2月下旬の高値1,190円を意識してきており、この価格へ接近すると売買が拮抗し、緊張感が高まる。もっとも、トライアングルはいずれはブレイクアウトするので、上方及び下方へのシナリオを想定する必要があるだろう。

ETCJPYが1,350円を上方へブレイクアウトする場合は、ボリンジャーがエクスパンション(価格拡大)し、ボリンジャーの上バンドを上値抑制として意識されることで、直近高値である1,500円を試しに行く可能性は高い。さらに1500円を攻略できた場合には、バンドウォークが形成される過程で、本年1月の高値1800円も射程距離に入ってきそうである。

他方、1,190円を下方へブレイクアウトすると、ボリンジャーの下バンドを下値抑制として意識され、再度、1,000円を割り込む水準に押し込まれる可能性には留意したい。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。