著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・シンボルのローンチ延期、揺らぐ信頼の中で反発

チャート(XEMJPY 日足)  DMM Bitcoinの取引ツールより作成

「シンボル(XYM)のローンチ延期」がNEMグループより発表(2020/12/30)されて以降、昨日はネム(XEM)が一時15%超の急伸となった。現在、ローンチ延期に併せて、スナップショット日に関する次の投票が進められている。

OptionA:Symbolローンチ日と一緒に、スナップショット日も移動する。
OptionB:Symbolローンチ日に関わらず、スナップショット日を1/14のまま変更しない。

(NEM JAPANチームより、日付表記のみ当社変更)

上記、投票の期限である2021/1/9を前に、節目となる水準を確認する。

上図、XEMの日足チャート(期間3か月)から見える節目水準は、
① 30円~32円  :シンボル(XYM)ローンチ発表以降の高値圏
② 14~15円      :①ピーク以降の安値圏
③ 9~10円        :日足チャート(期間3か月)の最安値圏

現在行われている「スナップショット日に関する投票」趨勢によって、①~③の節目水準を基点としたシナリオ整理をする。

【 ①30円~32円:シンボル(XYM)ローンチ発表以降の高値価格帯 】
「スナップショット日に関する投票」の結果が「OptionB」とされた場合、スナップショット日に向けて反発局面が継続し、再度①30円~32円まで上昇する展開が考えられる。
また、「スナップショット日に関する投票」の結果が、ポジティブ材料として判断された場合は、①高値ブレイクを達成し、シンボル(XYM)ローンチ発表以降の新高値を形成する可能性がある。新高値を形成する重要な価格水準でもあり、同価格帯での値運びは注目したい。

【 ②14~15円:①ピーク以降の安値価格帯 】
「スナップショット日に関する投票」の結果が「OptionA」とされた場合、足元の上昇材料が消失したと判断され、②14円~15円の下値水準を確認する展開が考えられる。
また、①30~32円到達シナリオ後にピークを打つケースも考慮したい。その場合、①30~32円のブレイク失敗と判定された後、短期的な調整局面入りとなり、②14円~15円の下値水準を確認する展開が考えられる。

【 ③9~10円:日足チャート(期間3か月)の安値価格帯 】
「スナップショット日に関する投票」の結果またはその他のローンチ関連報道が、ネガティブ材料として判断された場合は、③9~10円の最安値圏に向けて、調整局面入りを余儀なくされる可能性がある。
また、365日単純移動平均線(上図黄色線:市場休場日がないため365日を使用)が③9~10円にあるため、同価格帯を割り込むケースでは、長期的な調整局面入りが想定される。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。