著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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MONAは「売方優勢・下落優勢」の状況―21日移動平均がキーポイント

◇チャートの環境認識

MONA/JPY 日足Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、MONA/JPY日足チャートに一目均衡表(転換線期間:9日、基準線期間:26日、先行スパン2期間:52日)と4つの単純移動平均線(5日移動平均、21日移動平均、90日移動平均、200日移動平均)を設定した直近1ヶ月の図(期間:2021/11/26~現在)である。

本稿では、一目均衡表の三役好転・逆転と、同指標と相性の良い移動平均の設定値(5日移動平均を超短期トレンド、21日移動平均を短期トレンド、90日移動平均を中期トレンド、200日移動平均を長期トレンド)による優勢定義を手掛かりとして考察する。

(前回のレポート:Daily Market Report 2021/12/20「MONA(モナーコイン):安値模索の展開か―200日移動平均攻略で買方優勢転換も」参照)

現在の一目均衡表は、転換線が基準線を逆転、遅行スパンが実体を逆転、実勢は雲を逆転していることから、三役逆転の強い売りシグナルが点灯中であり、売方優勢の状況である。

移動平均は、上から90日移動平均(中期トレンド)、200日移動平均(長期トレンド)、21日移動平均(短期トレンド)の並順で、下落優勢の状況である。

一目均衡表と移動平均を複合的に見ると、価格が21日移動平均で抑えられると、90日移動平均と200日移動平均のデスクロス(パーフェクトオーダー)を下値余地として意識され、売方優勢・下落優勢の展開が継続する可能性が想定される。

一方で、21日移動平均を攻略すると、一目均衡表は買方優勢へ転換(転換線が基準線を好転、遅行スパンが実体を好転)する見込みであることから、移動平均が上昇優勢転換(上から90日移動平均→21日移動平均→200日移動平均の並順)となる90日移動平均が上昇余地として視野に入ってくる

以上のチャート環境認識を踏まえ、<下落シナリオ><上昇シナリオ>について検討してみる。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。