著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・11月末より続いたボックス相場も終焉か
XLMJPY 日足 Bid(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
2/21からの3営業日で、ステラ・ルーメン(XLMJPY)は約25%急落した。昨年末よりボラタイルながら堅調に推移してきたが、今回の下落は必ずしも押し目ともいえないかもしれない。
XLMJPYの値動きを振り返ってみよう。XLMJPYは昨年11月末より3段階の上昇をしてきた。
最初の上昇はXRPに連れられたもので、11/16に始まる。翌11/17に、それまでの年初来高値だった12.627円の価格帯をブレイク(黄矢印)すると続伸し、4連騰目に23円台に到達。その後、XRPの加熱感が後退するとともに失速し、軟調な展開となった。一方で、下値は限られ、急騰前高値であった12円台では下げ渋っていた(青矢印)。
(このような「急騰後の高値は越えられないが、急騰前の高値がサポートとなる相場」はボックス圏相場と呼ばれ、青矢印のような急騰前に近いラインで買いエントリーすることが有効な戦略となりうる)
年明け1/6のブレイクでも同様で、前回高値である23.6円の価格を超えて、40円手前で失速、以後じり下げの展開となったが、23円台では下げ渋るボックス圏相場だった。
では、3度目のブレイクをみてみよう。XLMは1/27に23円をつけてからは上昇基調となり、2/7に前回高値であった40円台に乗せてからも続伸。2/13に62円の高値をつけてから上昇が一服した。この時点では39-62円のボックス圏の相場が想定されたが、その後、2/21の反落によって、前回高値の39円を下髭で下回り、翌2/22には下抜けて引けた(赤矢印)。今回はボックス圏の下限で買えば勝てる相場とはならなかったようだ。