著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・出来高の推移にヒントあり?
CoinMarketCapより作成
上図は2020/12/1~現在までの、OMG/JPYの出来高推移と終値を描いたチャートである。
OMG/JPYは、5/7をピークに下落基調が継続していたが、6/22と7/20に付けた300円台前半で一旦の底打ちを確認したようだ。
その後は、反発局面となっており、7/20からはしっかりとした上昇基調が確認でき、足元の価格は、6/3の高値水準である750円付近まで上値を伸ばしている。
OMG/JPYの出来高推移(上図の棒グラフ)を確認すると、2020年においては平均的に概ね200億円を下回る出来高水準(上図黄色の点線)であったが、2021/1以降には、出来高が増加しているのがわかる。
それに伴い価格も上昇し、5/7のピークに向けて大相場を演じた。出来高の増加が、上昇相場の初動であったことが読み取れる。
足元の出来高状況を確認すると、5/7のピークアウト以降6月~7月にかけては、再度200億円付近へ低迷していることが確認できるが、直近の7月末から8月にかけては、400~600億円へと増加し、価格も上昇している事が解る。
これは、今年1月の動きに類似した相場状況であり、今回の値動きを上昇相場の初動として捉えることも出来そうだ。
一方で、ここから出来高が減少していく場合には、下落に対して警戒が必要となりそうだ。
今年5/7にピークアウトを迎えるまで、上昇相場における調整局面や、6月~7月の低位でのもみ合いの中でも出来高は200億円を下回ることなく推移していた。そのため、出来高が減少し200億円を下回る様な場合には、下落に転じる可能性に警戒する必要がありそうだ。
次にOMG/JPYにおける今後のシナリオについて考察してみる。