著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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反発局面で「上昇材料」が重なった偶然

XRP/JPY 1時間足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は2021/8/10から2021/8/16までを表示したXRP/JPYの1時間足チャートである。
XRP/JPYは、8/10の暗号資産市場の反発局面において、連れ高する形で上昇していたが、その後、8/12に入ると反落し、一時100円を割り込む場面が見られた。

しかし、8/13早朝において、地政学的リスクである「アフガニスタン政府軍(当時)の劣勢」が材料視され、報道されたタイミングから一目均衡表の雲を上放れし、再び反発局面入りした

従来は、地政学的リスクが発生した際に、金(ゴールド)や米国ドルに資金集中する“有事買い”が見られていたが、今回の地政学的リスクでは、暗号資産へも資金流入が波及したような恰好となっている。

その後もXRP/JPYは上昇を続け、130円を難なくクリアしたが、150円が意識されるまでの上昇となった8/15以降は145円付近で頭打ちとなり、雲(上図赤網箇所)を下回る水準まで調整した。

足元では115円-130円のレンジでもみあいながら、次の材料を模索する状況のように見える。

独自材料「Ripple Swell」はトレンド維持に寄与するか?

XRP/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、XRP/JPYの年初来日足チャートである。

2021年の値動きを踏まえると、意識される節目は以下の3つに集約できる。

① 30円ライン(白線):年初から始まる上昇サイクルの起点となった水準
② 70円ライン(赤線):2021/4から始まる大幅上昇の起点となった水準
③ 210円ライン(青線):年初来高値となった水準

これらの水準を踏まえて、今後のシナリオを以下に検討する。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。