著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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悪材料をこなし、年初来高値を更新

XLM/JPY 日足Bid(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

年初の急騰から一転、3月は膠着相場となったXLM/JPYだが、4月に入り、上昇を再開したようだ。

上図、XLM/JPYの日足チャートをみてみよう。

XLM/JPYはウクライナ政府のステラ開発財団との提携や(1月5日 CoinPost)、ステラ開発財団の成長戦略発表(2月1日 CoinPost)が好感され、2021年初頭は15円台から25円をクリアし、30円台へレンジを移す強気相場となった。

また、XLMと比較的相関性の高い値動きをもつXRPが、SNS上の呼びかけにより急騰したこともXLMのサポート要因となったようだ。

これらの材料が後押しとなったことで、2月上旬には9連騰し、62.106円の約2年ぶりの高値をつけた(X)。

しかし、高値警戒感が意識されたのか翌営業日には反落すると軟調な展開へ。2/23には7週間ぶりに75日移動平均線付近の30円前半まで続落した。

その後、新たな材料「リップル社出資のプロジェクト「Flare Networks」が、ステラ(XLM)を統合する」報道により(2月26日 CoinPost)、一旦は反発するものの、買いが続かなかったようだ。

そして3月になると、XLM特有の材料の乏しさから上値を切り下げていった(青矢印)。一方で、下値も75日移動平均線が下支えに約1ヶ月超にわたってXLM/JPYは値幅を縮小させた。

4月に入り、アルトコイン市場が活況となったことや、XRPの訴訟問題の進展が契機となったことでXLM/JPYも連れ高となり動意付く展開となり、足元では65円を超えるエリアまで値を飛ばしている。

テクニカル的にみても、1ヶ月超にわたって上値のレジスタンスであった青矢印を抜けたこと(赤矢印)、2月下旬より下向いていたそれぞれの移動平均線が、収縮し、上方向へ再び拡張するようになり、トレンド転換のサインとして注目されやすかったようだ。

今のXLM/JPYの強さの源泉は何なのか、出来高をみてみよう。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。