著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、取引できる暗号資産(仮想通貨)の種類が豊富。使いやすい取引アプリを提供しています。取引手数料は無料(BitMatch注文を除く)。土日を含めた365日対応サポートでお客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。口座開設は最短1時間(※)で可能です。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)(※『スマホでスピード本人確認』を利用し7:00-22:00の間に口座開設申込をした場合)
当社価格データより作成
上図は2023/12/1~2024/1/11におけるBTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPYの価格変動率の推移である。
1/11午前6時、かねてより市場の注目を集めていたビットコイン現物ETFがSEC(米国証券取引委員会)に承認された。
現物ETF承認報道の後、ビットコイン(BTC)の価格は直近の高値である700万円台の水準まで到達したものの、高値を切り上げるまでには至らなかった。
一方で、上図のとおりBTCやその他暗号資産市場は、現物ETF承認後に「Buy the rumor, sell the fact (噂で買い、事実で売れ)」との格言通りにはならず、大きな調整はなく推移していることがわかる。
このような市場状況となった要因としては、SECに承認された10種の現物ETFが、速やかにニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックといった米国証券取引所などで取り扱われ、それぞれが極めて高い出来高を記録していることが影響していると考えられる。
そして、米国証券取引所への取扱いが開始したことで、暗号資産取引所の口座を持たないユーザーがこれまでよりも著しく容易にBTCにアクセスできるようになったため、BTCはこれまで以上に多くの資金流入を獲得することができるようになるだろう。
さらに、BTCは今回の現物ETF承認で材料出尽くしというわけではなく、BTCの次回半減期が約3か月後に迫っているという好材料も残されている。