著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・直近のBTCの値動きとFOMC
BTC/JPY 日足Bidチャート(当社取引ツールより作成)
上図は、2023/1から現在までのBTC/JPY日足チャートである。
直近のBTC/JPYは、140日移動平均線に上値を抑えられる格好で350万円から400万円のレンジでの推移となっていたが、9/11に359万円の安値を付けた後はレンジ上方への動きとなっている。
9/18には140日移動平均をブレイクするとともに、価格も400万円を回復しており、戻り基調が強い展開となっている。
このまま400万円を固めて更なる上昇へとつながるのか、再度、レンジ内へ押し戻されてしまうのか。分岐点となる可能性の高いイベントがFOMC(米連邦公開市場委員会)である。
FOMCは、日本時間21日の午前3時に開催が予定されている。
今回のFOMCでは金利据え置きが大半の市場参加者の見方であるが、市場の関心は2024年度の金利動向となっている。
このため、今回のFOMCでは、ドットチャート(FOMCの各メンバーによる政策金利:フェデラルファンドレートの予想分布のこと)が発表されるが、この結果がより重要となる。
ドットチャートの中央値が前回から変更なしであれば、0.25%の年1回の利上げが残っていることになる。逆に中央値が低下していれば、年残り1回の利上げもなく金利据え置きから利上げの打ち止めを確認することになる。
9/13に発表された米国のCPIにおいて、コア(食品・エネルギーを除く)の結果は4.3%と前回の4.7%からインフレの落ち着きを確認できる結果となっており、ドットチャートにおいても中央値の低下(金利打ち止め)が意識される状況だ。
中央値の低下が現実となった場合、米国株式の上昇につられ、BTCの上昇可能性も高くなり、この場合、BTC/JPYは423万円を意識した展開となる可能性も高まるであろう。