著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・直近7日間で+120%急騰したBCH、その要因は?
図1
当社取引ツールより作成
上:BCH/JPY価格
下:移動平均乖離率(25,終値)
上図は、2023/1から執筆時点(2023/6/27)まで約半年間のBCH/JPYの日足チャートである。
BCH(ビットコインキャッシュ)は、直近7日間で+120%と急騰しており、移動平均線乖離率は75%と超高水準を示している。
今回上昇した背景として挙げられる大きな要因は、ウォール街金融機関が出資する機関投資家専用の新たな暗号資産取引所「EDX Markets」が6/21に米国でサービスを開始し、その取扱銘柄にBCHが入っていたためではないだろうか
この取引所が注目されている理由は、「ノンカストディアル」型であることが1つの理由であるが、BCHのストーリーからは別の側面が重要だ。
それは、暗号資産の取捨選択という点である。
「EDX Markets」の取扱銘柄はBTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、LTC(ライトコイン)、BCHであるが、この4銘柄が機関投資家の投資対象となり暗号資産の中心として今後も選択されるということかもしれない。
おりしもブラックロックがEFTを申請しており、機関投資家の暗号資産投資ニーズをくみ取る動きをしているが、「EDX Markets」に選定された4銘柄は暗号資産の代表となり投資家にとってポジティブな印象がより一側強くなるかもしれない。
その中でも出遅れ感のあったBCHは強く価格を押し上げる要因になったと考えられる。
BCHはどこまで上昇するのか、または行き過ぎによる急落となるのか。テクニカルの面から分析していく。