著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・高値圏で揉み合うBTC(ビットコイン)

図1 Tradingviewより当社作成

図2 Tradingviewより当社作成

上図1は今年1/21から現在までのBTC/USDの4時間足チャートにUSD/JPY(ドル円)の相関係数を表示したもの、上図2は昨年11月7日から現在までのUSD/JPYの日足チャートに2本の移動平均線(5日、25日)を表示したものである。

BTC/USDは1/21以降、高値を切り上げつつも方向性に欠ける値動きであったが、パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長のハト派姿勢が好感され、2/2に年初来高値を更新(図1赤枠)。ただし、それ以降は上値が重くなり、一転、安値を切り下げる下落基調となっている。

一方、USD/JPYは昨年末以降、25日移動平均線がレジスタンスとなり下落を続けていたが、予想を大きく上回る雇用統計を受けて2/3に25日移動平均線を上にブレイクした(図2赤枠)。

5日移動平均線が25日移動平均線を上抜くゴールデンクロスが発生しており、短期的には下落トレンドの一服を示唆しているようにも見える。

図1からはBTC/USDとUSD/JPYの相関係数は1/30以降大きくマイナス圏に振れ、逆相関の関係となっているのがわかる。

この流れが続くようであると、USD/JPYが強含むようならば、BTC/USDにとってはマイナス材料と言えよう。

依然、市場はインフレ指標やFRB高官の発言に敏感に反応しており、引き続き米政策金利の動向に注意したい。

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