著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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BCH(ビットコインキャッシュ)相場の振り返り

BCH/JPY 日足Bidチャート

上図は、BCH/JPYの日足チャートである。

FTXショックから早一ヶ月、いまだ多くの銘柄が安値圏で低迷している。

そもそも、FTXショックによる相場全体の価格急落は、暗号資産やブロックチェーン技術自体に欠陥が発覚したことによるものではなく、大手取引所の経営破綻を発端とした狼狽売りと見ることもできるのではないだろうか。

本質的な理由を欠く急落は買い場と考えても良いところだが、多くの銘柄はFTXショックから立ち直れないのが現状である。

FTX、BlockFiの連鎖破綻とネガティブなニュースが余韻を残す相場ながら、本稿では、あらためてBCHを取り上げたい。

上図のように、BCHは他の銘柄同様にFTXショックに巻き込まれ、11/10には安値12,459円を付けた。

しかし、同日のローソク足は陽線となり、のちに下値を切り上げながら11/23には高値16,687円を付け、その上昇率は約34%であった。

11/29の当社マーケットレポートでは、BTCの売建比率が上昇していることを述べたが、悲観的な相場からBCHも同様に売建比率が上昇していると想定した場合、BCHのリバウンドは、価格の下げ渋りによって売り方がショートカバーに動き、下支えした可能性も考えられる。

直近の値動きは14,500円付近で推移しており、一目均衡表では雲の下限(先行スパン1)が上昇を阻んでいるため、今後の行方は、このまま雲に押し返されるか、上に抜けるかが鍵となるだろう。

 

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