著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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6月以降、BTCは20,000ドルの強固なサポートラインのもと、このラインを下回った際には速やかに20,000ドル台へ回復する動きを見せる一方、上値は重い状態が長く、力ない推移が続いている状況だ。

本稿では、今後のBTCの推移について考察する。

CoinGecko、CME Fed Watch、Fredよりより作成

上図は、2022/1/1から2022/8/30におけるBTC/USDと米国政策金利誘導目標の推移(現時点以降(青枠箇所)についてはCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)によるFF(フェデラルファンド)先物市場による予測値)だ。

8月初め、BTCは米国企業の決算が好調であったこと等から連れ高となり、やや復調の兆しを見せていた一方、その時点でFRB高官からはタカ派発言が目立っていたことから上値は既に重い状態であった。

実際、今年1月から3月末にかけて約1週間のうちに5,000ドル以上の上昇があったケースは3度あったが、4月以降になると同様のケースは1度もない状況であり、これには政策金利の上昇による影響が関連していると考えられる。

このことから推測すると、引き続き政策金利の上昇が見込まれている現在の状況において、BTCが時間をかけて徐々に上昇する余地はあるもものの、1週間で5,000ドル以上も急騰するような可能性は低いといえるかもしれない。

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