XRP(XRP)は、トランプ大統領による中国製品への100%関税発表を受け、金曜に2ドルを割り込み、ビットスタンプ上で10か月ぶりの安値となる1.58ドルを記録した。しかし、その後XRP価格は急速に反発し、時価総額で約750億ドル回復している。
XRPの時価総額、1580億ドルまで回復
この反発により、過去48時間でXRP価格と時価総額は13%上昇。金曜の急落から損失の約66%を取り戻した。
さらに、XRPは200日間単純移動平均線(SMA、紫線)を再び上回った。 このラインは2024年4月の市場急落時にもサポートとして機能し、その後XRPは約54%上昇した。
取引高も急増しており、過去24時間で35%増加して115億ドルに達した。これは、トレーダーが次のマクロ要因に備えて積極的に押し目買いを行っていることを示している。
デリバティブ市場でも強気の動きが確認されている。過去24時間で取引高は44%増の122億ドル、建玉は7.6%増の41億ドルに拡大した。 価格回復に伴い、投資家心理も改善しているようだ。
ストキャスティクスRSIが示す強気転換
週足チャートでは、ストキャスティクスRSIが8と極端な売られ過ぎ水準にあり、反発の可能性を示唆している。
ストキャスティクスRSIは、RSI(相対力指数)の値を一定期間の高値・安値レンジに基づいて測定するモメンタム指標で、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を把握し、反転局面を探るために使われる。
過去のデータでは、このような売られ過ぎ水準を記録した後にXRPが急騰するケースが多く見られた。 たとえば、2024年11月から12月にかけて486%上昇、2025年6月から8月にかけて91%上昇している。
アナリストのチャート・ナード氏は金曜のX投稿で次のように述べている。
「XRPの週足ストキャスティクスRSIが再び売られ過ぎゾーンに入り、強い強気反転を示唆している。2024年7月以降、この指標が示した局所的な底はすべて、その後の上昇局面に繋がってきた。次の目標は5ドルだ」
主要レジスタンスは2.70〜2.95ドル
現在、XRPは2.70〜2.80ドルのレジスタンスゾーンに直面している。
グラスノードによれば、この水準はかつてのサポート領域であり、約38億XRPが取得された重要ゾーンだ。
さらに上方では、50日SMAおよび100日SMAが位置する2.88〜2.95ドルのゾーンも注目ポイントとなる。 アナリストのクリプトブル氏は、週足終値が2025年の上昇トレンドラインを上回る限り、XRPは依然として「極めて強気だ」と述べている。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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