著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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出遅れ感のあるENJ

上図は、2021/12/31終値を100とした場合の、当社取扱い銘柄の価格推移を表している。

年初から暗号資産市場は全体的に軟調な価格推移となり、暗号資産の代表格であるBTC(ビットコイン)も年初の約530万円から、1/24には約370万円まで下げる場面もあった。

2月以降の暗号資産市場は底入れをしたような穏やかな回復基調となる中、年初来の水準まで回復(100を超える)を見せた銘柄も複数あり、暗号資産市場全体として、足元での悲観ムードは強くないようにも見える。

このような状況下で、ENJは2月以降も下落傾向が強く、他銘柄と比べ価格は低空飛行が続いており出遅れ感が際立っている。

・ボラティリティは収束傾向。独歩安は一旦終了?

上図は、当社取扱い銘柄のヒストリカル・ボラティリティ(対象期間30日、全体期間1日)を表している。

ヒストリカル・ボラティリティは、対象期間(30日)内での一日の値動きが大きいほど高い数値となり、将来的なボラティリティ(価格変動)の目安ともなりうる。

年明けから2月中旬に価格が底打ちを見せるまで、ENJのヒストリカル・ボラティリティは、他銘柄よりも高い6.0~7.0%近辺(上図の丸部分)を推移していた。

言い換えると、当時のENJの日次ベースでの期待ボラティリティは6.0~7.0%という高水準であり、期待ボラティリティの高まりが、弱気相場における価格下落に一層の拍車をかけたと言えそうだ。

4月以降のヒストリカル・ボラティリティは3.5~5.0%付近で他銘柄と歩調を合わせる水準に落ち着いてきており、ENJの独歩安は一先ず収まったとの見方もできようか。

そして、今後のENJはどうなるか。

以下、チャート分析にて今後の展開を紐解いてみる。

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