Similarwebのデータによると、中国では仮想通貨取引が全面的に禁止されているにも関わらず、DeribitとOKXは中国からのトラフィックを引き付けている。

中国は過去10年間で12回以上、仮想通貨を禁止してきた。そして昨年9月の禁止は最も厳しいものとみられている。

フォビやバイナンスを含むいくつかの仮想通貨取引所は、中国からのトレーダーの扉を閉ざしてしまっている。厳格な規制のため、中国のトレーダーは主に分散型取引所(DEX)やプロトコルに焦点を移すようになった。

中国の仮想通貨トレーダーは、政府から課される厳格な規制を回避する方法を常に見つけてきた。中国政府の規制措置は中国の仮想通貨市場を壊滅させてしまうと懸念されたが、地理的なトラフィックデータはそうでないことを示している。

中国のトレーダーの間では、禁止措置後にVPNの使用も大幅に増加している。Similarwebのデータは、中国人トレーダーがいまだにOKXやDeribitなどの集中型デリバティブ取引所を利用していることを示している。

フォビは仮想通貨禁止前では中国人トレーダーが大きな比率を占めており、取引高の30%を占めてたいた。しかし現在は、中国のトラフィックでDeribitが12%とトップになっており、次は9.6%のOKXが続いている。

Geographical Traffic Source For Crypto Exchanges Source: Similarweb

デリバティブ取りh機序のトラフィックが増加している理由の1つは、フォビやバイナンスと比較した場合、厳格な本人確認(KYC)がないことが考えられる。