世界四大会計事務所のひとつデロイトは、ブロックチェーンのデモと実験をクライアントに提供するよう構築されたブロックチェーン基盤プラットフォームを展開した。8月19日にプレスリリースを公開した。

同プラットフォーム「ブロックチェーン・イン・ア・ボックス(BIAB)」は、実世界の実例でのブロックチェーン能力への顧客側の興味に基づき構築されたとしている。

デロイトは、同プラットフォームを、「4つのスモールフォームファクタのコンピュートノードと3つの動画画面、そして従来のクラウド技術といった外部サービスと統合可能なネットワークコンポーネントにおいて、ブロックチェーン基盤のソリューションのホストが可能なモバイルの自己完結型の技術プラットフォーム」と説明している。同社の米国ブロックチェーン責任者のリンダ・ポークズック氏は、以下のように述べている。

「ブロックチェーンについてしばしば誤解されるのは、それが1つの技術ソリューションのすべてであるということだ。実際には、それはより大型の事業アプリケーションやアプローチを可能にする1つの技術コンポーネントである。我々のモバイルデモは、実際的で、戦術的で、何より重要なのは、顧客のとって有益であるということだ」

デロイトは先月、イデオ・コラボ(IDEO CoLab)が開始を発表したブロックチェーン系スタートアップ企業を支援する取り組み「スタートアップ・スタジオ」に、支援パートナーとして参加した

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版