今回のビットコイン(BTC)強気相場は、2017年の強気相場とは異なる。一番大きな違いは、機関投資家による仮想通貨投資参入だ。今回のビットコイン急上昇を説明する際、上記のようなナラティブがしばしば聞かれるが、取引データからもその正当性が証明された。
ブロックチェーン分析企業チェイナリシスのチーフ・エコノミストであるフィリップ・グラッドウェル氏によると、100万ドル(約1億400万円)以上のビットコインが取引所から送金された数で、2020年にビットコインが1万ドルを超えている時期が2017年と2018年の1万ドルを超えている時期より19%も多かった。
一度に大量購入をすると考えられる機関投資家の数が、今年が以前のより増えていることを示唆している。
(出典:Chainalysis「100万ドル(約1億400万円)以上のビットコインが取引所から送金された数(週間)赤:取引所 黄:法定通貨対応の取引所 青:ビットコイン価格」)
グラッドウェル氏は、「マクロ経済の不透明性からの安全資産として投資家はビットコインを強く支持している」と分析。もしマクロ経済の不透明性が低下したり十分なリターンを得たら、ビットコインがデジタルゴールドのように振る舞わなくなりそうだが、「データ的には現時点でその兆候は見られない」と述べた。