仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)が、現在の強気相場は機関投資家ではなく一般投資家が主導しているという見方を示した。ブルームバーグが13日に報じた

CZは、「今年、機関投資家の参入が恐ろしいほど増加したわけではない」と発言。バイナンスの取引高の約60%が個人投資家によるもので、去年と変わっていないことを明かした。

これまで過去3ヵ月のビットコイン急騰は、機関投資家が牽引したという見方が出ていた。

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機関投資家によるビットコイン高騰説を疑う声は他にもある。

100倍レバレッジで有名な仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOは3日、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)でビットコインデリバティブ市場における未決済の約定を示す建玉の額が急増していないことから、現在の強気相場は「個人投資家による現象」にとどまっていると解説した。

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