ビットメックスCEO、仮想通貨ビットコイン投資に機関投資家が本格参戦説を疑問視 

100倍レバレッジで有名な仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOは、台湾で開かれているアジア・ブロックチェーン・サミット2019の基調講演で、JPモルガンやゴールドマンサックスといったいわゆる機関投資家がビットコインを本格的に始めたとは思わないと発言した。

ヘイズCEOは、もしJPモルガンやゴールドマンサックスが本格参入しているのであれば、ビットコインデリバティブ市場における未決済の約定を示す建玉の額で、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)がビットメックスを大幅に上回っているはずだと指摘した。

(出典:BitMex「ビットコイン・デリバティブの建玉 青=ビットメックス、赤=CME)

ヘイズCEOは、JPモルガンやゴールドマンサックスが「創立5年のスタートアップで米国の規制当局からライセンスを受けていない取引所と取引するわけがない」と発言。次のように続けた。

「もしこれらの大手金融機関が本当に仮想通貨のことを信じているのであれば、米ドルをカストディ(資産管理)能力が高いCMEに預けてビットコインのトレードをするはずだろう。特別な技術が必要なわけではない、特別な関係を構築しなければならないわけでもない。もし機関投資家が本当に仮想通貨のことを信じているのなら、CMEの取引額は数倍になっているだろう。

ヘイズ氏は、仮想通貨市場はまだまだ「個人投資家による現象」にとどまっていると結論づけた。

(アジア・ブロックチェーン・サミット2019で話すビットメックスのアーサー・ヘイズCEO)

デリバティブとは、一般的に金融派生商品と言われ、先物取引、オプション取引、スワップ取引、さらにそれらを組み合わせた取引が含まれる。

過去3ヵ月のビットコイン急騰は、機関投資家が牽引したという見方は多い。CMEは、取引高や建玉で相次いで過去最高を更新したと発表しているが、ヘイズCEOによれば、JPモルガンやゴールドマンサックスなどの機関投資家が本当に参戦したと考えられる水準には達していないようだ。

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