バイナンスの創業者チャンポン・ジャオ氏(通称CZ)は、1億7500万ドル(約259億円)の保釈金を支払い、2024年2月23日の判決日の14日前に米国に戻ることに同意した。これにより、彼がドバイに戻る可能性もある。
11月21日にシアトルの連邦裁判所に提出された保釈書類によると、ジャオ氏は裁判所に滞在先を共有し、裁判の日に現れなかった場合には逮捕状が発行されることに同意した。
裁判所に出廷しない場合の罰金は25万ドルで、最大で10年の懲役刑となる。

米国政府はジャオ氏の保釈命令を審査する予定である。裁判官が命令の審査を拒否した場合、それはワシントン時間の11月27日午後5時に効力を持つ。裁判官がその日付前に審査を許可した場合、ジャオ氏は決定が下されるまで米国に留まらなければならない。
米国とアラブ首長国連邦(UAE)間には引き渡し協定は存在しない。ただし、両国は2月24日に法執行の協力を強化する二国間合意を行っている。
ジャオ氏は数年間ドバイに拠点を置いているが、バイナンスはまだ正式な本社を持っていない。
この保釈合意は、バイナンスと米国との間での43億ドルの和解に続くものであり、ジャオ氏は銀行秘密法違反について有罪を認めた後、バイナンスのCEOを辞任した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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