仮想通貨を使った資金調達であるイニシャル・コイン・オファリング(ICO)の市場は2018年と比較して減少しているが、17年初頭に比べれば依然として大きい状況だ。仮想通貨情報サイトのCoinSheduleのデータからわかった。

Total Funds Raised per Month Since Feb. 13, 2017-Feb. 13, 2019 — CoinSchedule

 

Total Funds Raised per Month Since Feb. 13, 2017-Feb. 13, 2019 — CoinSchedule

CoinSheduleのデータによると、19年1月にはICOを通じて資金調達額は2億9160ドルだった。これは昨年3月の58億ドルと比べると、およそ19分の1だ。それでも17年4月の調達額8180万ドルよりも72%多い。

さらに現在、少なくと63のICOが進行中であり、18のプロジェクトが控えているという。

またICOレーティングサービスのICOベンチの最近のレポートによれば、18年第4四半期のICOは同年第3四半期と比べ、調達額は減少したものの、プロジェクト数は増加しているという。シンガポールでのICOが活発であり、調達額と件数でもトップ。次いでスイスでのICOが活発という形だ。