著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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Review

WHOが緊急事態宣言

昨日のBTC相場は堅調な展開。レジスタンスであった100万円がサポートとして機能し底堅く推移、朝方には103万円台まで上値を伸ばしている。新型肺炎問題による景気悪化懸念もあり200日移動平均線や100万円の大台といったレジスタンスを上抜けたBTC相場だが、BitMEXのアーサーヘイズなど一部に高値警戒感を指摘する声もある中、レジスタンスがサポートとして機能しほぼ押し目のない展開。昨日もBCHのハッシュパワーが急減し6時間ほどブロック生成が滞るといった事態もあり、一部交換所で100万円割れの取引も聞かれたが、概ね100万円でサポートされていた。一方で上値も相応に重かったが、朝方、WHOが新型肺炎で緊急事態を宣言、米株などが切り返すとBTCも年初来高値を更新している。そうした中、LTCは昨年11月の戻り高値であり今年高値でもある63-64ドルの水準を上抜けると10%以上の大幅高となり、相場全体のけん引役となっている。
 

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。