米イラン衝突回避で底固め中のビットコイン、下値の目途は?【仮想通貨相場】

著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

水面下での駆け引き

昨日のBTC相場は上値の重い展開。1月3日の米国によるイラン革命軍司令官殺害から8日のイラン報復攻撃にかけて74万円から91万円まで上昇したBTCだが、全面衝突が回避されるとの見通しから反落、落ち着きどころを探る展開が続いている。弾道ミサイルによるイランの報復攻撃に際し、事前にイラク政府に通告、同国経由で米国に伝わり死傷者は出ない形となった。これを評価してトランプ大統領は声明で追加軍事行動に否定的な姿勢を見せたことで市場にはリスクオフの巻き戻しが入り、BTC相場も90万円台から86万円近辺まで反落を見せた。朝方バグダッド中心部へロケット弾が着弾したとの報に若干買われるが、両国の衝突回避に向けた水面下での駆け引きが明らかになる中、影響は限定的にとどまった。今度はテヘラン近郊のウクライナ航空機墜落の原因がイランのミサイル誤射ではとの報道に一時BTCが買われる局面もあったが、上値の重い展開が続いている。

Outlook

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。