著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review
押し目戻りも窓埋めまで

昨日のBTC相場は大幅上昇。週末の下落で大きく開けたCMEのBTC先物の窓を埋める展開。先週末にオプションの大量期落ちとCMEの最終取引日を終え、どちらに振れるか注目されたBTC相場だったが、7000ドル水準で上値を抑えられると大きく下落、6000ドル割れ水準まで値を下げていた。朝方CMEオープン時に大きく窓を開けたが、同じく大幅安で始まった日経平均が後場に入り大きく切り返すと、BTCも6000ドルを回復、BitMEXでは断続的に7000BTCのショートカバーが出た模様。更にNY州でのコロナ関連死亡者が1日で253名と前日比26%増加したが感染者の増加ペースが鈍化しているとのクオモ知事の会見もあり米株が上昇、またサウジアラビアが本日のG20財相中銀総裁のTV会議開催を発表するとBTCも上昇。今朝がた開けたCMEの窓開けをほぼ埋める水準まで上昇するも、「押し目戻りも窓埋めまで」の格言通り、その後、反落している。

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