ビットコインキャッシュ(BCH)は、年初来で約40%上昇し、今年のレイヤー1資産の中で「最も好調な銘柄」となった。主要なブロックチェーンネットワークをすべてアウトパフォームしている。

アナリストのCrypto Koryoが共有した最新データによると、ビットコインキャッシュは、BNB(BNB)、ハイパーリキッド(HYPE)、トロン(TRX)、XRP(XRP)を上回るパフォーマンスを示した。これらの銘柄はいずれも上昇幅は限定的であった。イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、カルダノ(ADA)、ポルカドット(DOT)を含む他の多くのレイヤー1は年初来で依然として大幅なマイナス圏にあり、50%を超える下落となっているものも複数ある。

Crypto Koryoは、ビットコインキャッシュが公式のXアカウントを持たないにもかかわらず、これほど強いパフォーマンスを示している点を強調した。このアウトパフォームの要因について、供給面の構造と新たな需要の触媒が好ましく組み合わさった結果だと分析している。

供給面では、BCHにはトークンのアンロックがなく、財団のトレジャリーも存在せず、ベンチャーキャピタルによる売り圧力の重しもないため、売り圧力が抑えられている。「供給はすべて市場に流通している。アンロックはない。財団もなく、VCによる投げ売りもない」とCrypto Koryoは記した。

BCH becomes best performing L1 of the year. Source: Crypto Koryo

ビットコイン、8万7,000ドルに下押し後、10万ドルに向け反発の可能性

一方、トレーダーのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏によると、ビットコインは6桁水準への上昇を再開する前に、短期的な調整局面を迎える可能性がある。

同氏は日曜日にXへ投稿し、来週予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)の会合を前に、BTCがいったん8万7,000ドル前後まで下落し、直近安値を掃いた後、急反発に向かうという強気シナリオを示した。

ファン・デ・ポッペ氏は、ビットコインがサポートを再確認した上で、重要な節目である9万2,000ドルを上抜ければ、1〜2週間で10万ドルに向かう展開が開けるとみている。この見通しについて、量的引き締め(QT)の縮小、利下げの実施、マネーサプライの拡大といった、マクロ環境が支援的である点を根拠に挙げた。

一方で、無効化の水準として2点を示しており、8万6,000ドルを割り込めば8万ドルへの下落が視野に入るほか、9万2,000ドルを上抜けて維持できなければ、上昇シナリオは崩れるとしている。

Source: Michaël van de Poppe

ビットコインの強気サイクルは継続か

コインテレグラフが報じたところによると、テクニカルアナリストのティーエックスエムシー氏は、ビットコインの長期オンチェーン指標である「活発度(liveliness)」が再び上昇していると指摘した。この指標は、オンチェーンにおけるコインの移動と保有のバランスを示すもので、過去には強気相場の局面と関連してきた。

同氏は、価格が伸び悩む中でも活発度が上昇している点について、現在の価格水準が示す以上に、現物ビットコインに対する潜在的な需要が強まっている可能性を示唆すると述べた。この指標は、古いコインが動き始めると上昇し、長期保有者が積み増す局面では低下する特性を持つ。

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