著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
600万円(55000ドル)トライ
昨日のBTC相場は堅調な展開。円建てでは3月3日に付けた戻り高値562万円を更新、更にドル建ての戻り高値52600ドルを上抜けると590万円台まで上昇。今度は円建てで600万円、ドル建てで55000ドルをトライしている。週末に5万ドル(約545万円)回復に成功していたBTC相場だが、530万円台でCMEのBTC先物の窓をほぼ埋めるとXRPの急上昇もあり値を戻し始めた。暗号資産投資企業NYDIGの資金調達にソロスやモルガンスタンレーなどが参加、またカナダで3つ目のETFが承認され、9日からスタートするといった好材料もあり円建て、ドル建てで3日の戻り高値を更新した。懸念されていた米長期金利の上昇が一服したこともあり日本株が持ち直すと590万円台まで値を伸ばしたが、55000ドルを前に上値を重くしていった。海外時間に入ると昨日下落したNasdaqが上昇、テスラ株なども大きく値を上げる中、595万円まで上昇、再び55000ドルで跳ね返されるも、JPモルガンの暗号資産関連運用商品申請の報もあり3度目のトライに取り掛かっている。
Outlook
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。