著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
Review
無事通過したBCHの半減期
昨日のBTC相場は高値圏でのもみ合い。82万円(7500ドル)手前でダブルトップを形成するも、76万円(7000ドル)手前で下げ止まると、再び80万円台を回復している。2月から3月への暴落の半値戻しである7200ドルを回復していたBTC相場だが、減少に転じたと思われたNYなどでの死者増や原油価格の反落などもあり米株が値を下げる中、77万円台へ反落していた。しかし、半減期を控えたBCHやBSVが急騰すると80万円台を回復した。しかし架空仮想通貨ソフト売買での逮捕者や16時間に及ぶEU財相会談の決裂が伝わると値を下げ始め、半減期直前にBCHが反落すると78万円台まで値を下げた。注目の半減期は9時20分頃最初のブロックを採掘した後、1時間半程度ブロックの生成が滞ったが、その後はスムースに進行、コロナ問題への楽観的な見方や原油価格の反騰もあり米株が値を戻す中、BTCもじりじりと値を上げている。
Outlook
続きはこちら
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。